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KUMUのコラム

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2021.11.22 Column

木在造来軸組工法について

現代の住宅には木造鉄骨造鉄筋コンクリート造などいろいろな種類があり、工務店やハウスメーカーによっても採用されている工法はさまざまです。工法の名称を聞いたことはあるけれど、それぞれの特徴や違いまではわからないという方がほとんどではないでしょうか。

木造住宅は大きく「木在造来軸組工法」と「2×4(ツーバイフォー)工法」の2つに分けられます。

 

木在造来軸組工法は現在日本でいちばん多く採用されている代表的な工法で、柱(縦の構造材)に梁(横の構造材)を組み合わせて建てることから「軸組み」と呼ばれます。また、在来工法伝統工法とも呼ばれ、法隆寺の五重の塔や歴史あるお寺や神社、古民家などでも採用されています。
日本の風土に合わせて発展し、長年の実績を誇るこの工法を、私たちも採用しています。

 

一方、2×4(ツーバイフォー)工法は北米から伝わった工法で、2×4インチの木材で組んだ枠に壁を張ることから木造枠組壁工法とも呼ばれます。部材や施工方法がシステム化されているためコストや工期が抑えやすいことから、ハウスメーカーを中心に全国へ広がりました。

 

同じ木造住宅でも、木在造来軸組工法は点を結ぶように骨組を造る工法、木造枠組壁工法(2×4工法)は面を組み立てて造る工法と考えればイメージしやすいのではないでしょうか。

木在造来軸組工法のメリット

 

①建築費用が安い
一般的に、鉄やコンクリートよりも木材のほうが安価なため、他の工法に比べると木造住宅は低コストと言えます。たとえば同じサイズの住宅を建てる場合、鉄骨住宅は木造住宅の1.5倍以上のコストがかかると言われています。

 

②間取りの自由度が高い
部材が規格化されている2×4工法に比べ、木材の長さや組み合わせ方次第で柔軟な設計が可能。「あと数センチ広くしたい」や「収納が欲しい」などの要望に応じた自由な空間づくりがしやすく、土地の形状に合わせやすいため狭小地や変形地でも敷地を有効活用できます。

また、柱と梁で構造を支えているため壁を抜きやすく、大空間が広がる開放的な間取りや大きな窓を設置しやすいメリットもあります。

 

③リフォームがしやすい
間取りの自由度が高いため間取りの変更増築も比較的しやすく、部屋数を増やす、二世帯住宅にするなど、将来的なリフォームの際にも柔軟に対応できます。

 

④木のぬくもりが感じられる
構造材に木材を使用しているため、梁や柱を現し(あらわし)で仕上げ、木のぬくもりや存在感がより引き立つ空間づくりが可能。木の持つ調湿効果癒し効果も自然に取り入れることができます。

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